MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

メンズメイクという新たなカルチャーをもたらし、「誰もがなりたい自分になれる」世の中を目指す

上岡 耕太朗さん

立命館大学経営学部4回生 / 株式会社Gude CEO

MAKERS UNIVERSITY 5期生

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?

5年以内にマザーズに上場する。そんな想いでひたすら事業を促進させていました。営業や受託、Webメディアの運営や、インフルエンサーマーケティングなど会社を大きくすることを考えてひたすら事業を打ち出していました。ですが、市場も大きくなり、顧客の課題が明確で、ファウンダーフィットをするようなビジネスになかなか巡り会えませんでした。

そこで去年の11月に見つけたのが今のサービスであるMenkです。Menkでは自分がメンズメイクをする中でかなり困っていて、今後も市場として拡大傾向にある領域でした。「ここだ!」と右脳的に感じ、前行っていた人材モデルのビジネスをピボットし、そのモデルでTORYUMONで最優秀賞をとることができました。今の事業に出会うまでは、とにかく会社を大きくしていくための予定を立て、それにひたすら取り組んできました。会社を大きくすることで、自分が何者かになれると思っててそのためにとにかく突き進んでいたという表現の方が正しいのかもしれません。

Q.
現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。

Menkというメンズメイク事業に取り組んでいます。もともと、自分は容姿などにコンプレックスを感じ、より良い自分でいるためにメイクをしていました。ですが、男性がメイクをすることに対する後ろめたさや、偏見などを感じることが多く、「自分の好きなことをしてるだけなのに、どうして?」という感覚でした。僕はそんな人たちがもっとより良く生活できるようにするために男性の居場所を作っています。
メンズメイクという新たなカルチャーを世の中にもたらし課題解決に挑むという覚悟を持ち、そしてその想いを、Menkという事業を通して「誰もがなりたい自分になれる」という世の中を目指し今、体現し続けています。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?

MAKERS UNIVERSUTYに参加するまで、同世代の起業家であったり高い視座を持った人となかなか繋がれる機会がありませんでした。やっぱり東京ではない地方で事業を進めていたというのもあって。
なのでこのMAKERS UNIVERSITYに参加することで、同世代の高いレベルの環境で過ごしてきた人たちと同じ熱量を持って事業に取り組んでいける!という期待感を持って応募したことを覚えています。

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?

実際にレベル感の高い人たちや様々な志を持って事業を進めようとしている人たちと話すことができあらゆる人の考えを知ることができました。それによってメタ認知を進めることができ、事業に対してのスタンスであったり自分の思考をアップデートさせることができました。

また、そんな友人たちが事業を進めている、頑張っている話を聞くと、嬉しくもあり、悔しくもあるようなそんな気持ちが自分を支配し、次のステップに僕を連れて行ってくれました。良い環境に身を置くことで自分を成長させることはかなり良い選択だったと思います。そして、MAKERSはそんな良い環境です。

Q.
水野ゼミが自分自身や事業に与えた影響、メンターである水野さんとのやりとりで印象に残っていること、また、月1ゼミでの学びや気づきを教えて下さい。

水野さんからのフィードバックはいつも鋭く大変ためになりました。前提として情報を自分でとりにいくこと、何を求めているのか明確にすることを僕自身意識しており、その上で聞きたいことはなんでも聞くことができました。どんな質問に対しても水野さん自身も考えていらっしゃることであったり、悩んでいらっしゃったことであったりして的確な答えをいただくことができたことが最も印象に残っています。

また、水野さんは自分の背中を押してくれるような人でもあり、どんな言葉でも自分たちのことを本気で思ってくれていることがびしびし伝わりました。

Q.
MAKERSUNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?

起業家には色々なタイプの方がいるんだなと思いました。今まで多種様々な人間と会ったことがなかったので、様々な事業の伸ばし方があり、どれが正解ってわけでもなく各々がやりたいこと、実現したい世界を目指して努力している。そんな多種多様さには驚きました。
MAKERSにはvisionをしっかり持っている人が多く、やりたいことに対して、ロジカルなアプローチでなく、熱量でどうにかするようなアプローチをしている人が多く、こんな事業の体現の仕方があるものなんだと思いました。

Q.
MAKERSに入ったからこそ得られたことや、MAKERSがあってよかったなと感じていることを教えてください。

事業を進めていったり会社を大きくしていく上で、どうしても人との関係の構築が必要になってきます。視座が高く様々な志を持ってアクションを起こしている同世代とはもちろん大人の方々とのつながりも含めてです。MAKERSではそのようなつながりを多く得ることができました。
これを得たことで自分とその仲間だけで事業を進めていた頃にはなかった視点を持つきっかけにもなり、自分のアップデートだけでなく組織のアップデートにもつながったことがとてもよかったです。
MAKERSのレベル感が高いことは知っていましたが、実際に参加してそれを感じそんな人々と話した時間はいつも濃密なものでした。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?

MAKERSはコミュニティーそのものの熱量があつく、質がとても高いです。メンバーの行動スピードが速く一人一人の事業やビジョンに対しての熱量がある、それがMAKERSの質の高さであり、これがあるからこそメンバーがさらに成長できる場所を形成できているのだと思います。
またメンバーだけが熱量を持っているのではなく、ゼミを開いてくださる方々、そしてそのコミュニティーを運営してくださっている全員が熱い思いを持って僕たちを支えてくださっていることが、他のコミュニティーとの大きな違いです。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

MAKERS UNIVERSITYは僕にとっての「通過点」です。人との繋がりや新たな視点を得たことでこれから事業を推進させ自分が掲げるvisonを仲間と実現していくことに一歩近づけたように思います。だからこそMAKERSはそのようなきっかけを得られた場所であり、1つの大切な通過点です。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

今、世の中に散在している小さな文化・風潮の中にいる人からの言葉どうしを繋げて一つの場所、すなわち新たなカルチャーを創出していきたいです。もう少し抽象化するると、様々なところから少しだけ伸ばされた糸を1本1本伸長しそれらを絡めて一つの土台を作っていきたいということです。

情報社会が進み確かに数年前と比べれば情報を得る事は容易になりました。しかしその一方で経済状況や住んでいる地域による情報格差は広がり続けています。また国際化により多様な文化が認められるようになったものの、未だ外国人の方に対して日本がもつイメージは決してよいものとは言い切れません。これらにより世の中には様々なきっかけを失う、すなわち機会損失を受けている人が多くいるのが現状です。
しかし今の時代、その機会損失という事実を発信できる場も増えてきています。そしてその発信された言葉をいかに自分ごと化し解決への狼煙をどう掲げていくのかが課題になっていると思います。
私はこの狼煙の掲げ方をこれからも模索し、新たなカルチャーの創出にむかって走り抜けていきます。

(*このインタビュー記事は、2020年9月時点のものです)

関連URL

Menk
Menk公式Instagram

メディア掲載歴

F Ventures、6回目となる学生向け起業啓蒙イベント「TORYUMON」を福岡で開催——男性向け化粧品D2C「MENK」が優勝

PROFILE

上岡 耕太朗 立命館大学経営学部4回生 / 株式会社Gude CEO
立命館大学経営学部。中学生から起業を志す。21歳の時から長期インターンを3社経験したのち起業。昨年Webメディアを売却済。Fventures主催のTORYUMONにて最優秀賞を受賞。U-25関西ピッチコンテストにて優秀賞を受賞。

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