MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

新卒フリーランスという選択をし、自由な働き方を歩むスタートラインに。

田中 仁さん

武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒

MAKERS UNIVERSITY 1期生

田中 仁さんインタビュー写真1

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんなことをやっていて、今、どんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?

MAKERSに来る前は、卒業制作を必死につくっていました。舞台芸術系の専攻だったので、立体系のアート作品です。参加後は、実際に事業をしてお金を稼がなくてはならなくなったので、(1)デザイン系の受託 (2)Webサービスの運営 の両輪を回しています。その二つは単純に、受託で基礎固めしつつ、サービスで拡張性も確保する。というだけでなく「働き方の変革」という自分のビジョンに双方とも関連性があります。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いで応募をし、参加しましたか?

逆に言うと思いがなかったというか、自分がこれから一生をかけてなにをやっていくかっていうものが見つかっていなかった状態だと思います。というのも、僕がMAKERSの募集を見つけたときは大学の4年生だったんですけど、就活をせずにそのまま卒業をするっていう状態で、これからなにをやっていくんだろう、そんな想いに駆られていた時期だったと思います。

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変化がありましたか?

田中 仁さんインタビュー写真3

一番大きな変化は、やるようになったというか、もうやるしかなくなったっていう変化だと思いますね。大学にいた時期は、やっぱり大学にいるから安心感みたいなのがあって、自分でなにか事業をやりたいと思っても、その安心感にすがってしまってなにひとつ行動に移せないことがすごい多かったんです。 けれども、大学を卒業して、MAKERSに絞ることに僕の場合はなったんですけど、それによってもう事業をやるしかなくなったということで、実際に行動に移すことは多くなったんじゃないかなと思います。

Q.
あなたにとって、一番印象に残っている出来事は何ですか?

僕のゼミのメンターの先生が小笠原治さんなんですけど、第一期生は選抜というものが一応形としてあったんですね。で、そのゼミ生として選抜されるときに、僕は大学4年生で、もう進路がまったくない状態だったんですね。そのとき小笠原さんが、忙しくてゼミの選考の調整が出来なかったときに、自分の人生が宙ぶらりんになりました。その時に感じた「あ、自分の運命って自分で切り開くしかないんだ」っていうのがすごい印象強かったです。人を待つっていうよりは、もうまず自分でほんとに卒業した次の日から動き出して、お金を稼ぐようになって、事業をして、まあそれをやっているうちに、ゼミの合否も決まって、よりスピードアップしてっていう感じでしたね。人を待たずに自分でってことだと思います。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこですか?

ちょっと抽象的に言うと、形が違うのかなっていう風に僕は体感として思っています。その形がどういうものかというと、僕が今まで体験したビジネスプランコンテストとかスクールだと、線路みたいなのが敷かれているんです。で、それにそって段々と先導されて進んでいくっていう感じだったんですけど、MAKERSってのはむしろそういう形ではなくて、広場が与えられて、その中で自分が自分と向き合ってなにか広場で面白いことを起こしていく、なにか夢のあることを起こしていく、そういった形の違いが自分の中で大きかったです。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

「自分を賭ける場所」。まだ完全には見えていませんが、今はそう感じています。一緒に参加しているメンバーもものすごく頑張っているんですけど、やっぱりそれを運営している事務局の方々とか、ETICの方々が、ほんとに身をぼろぼろにしながら一生懸命この場を作り上げていて、そういうのを見たときに、「あ、この人たちはこの場を作り上げるのにこれだけのものを賭けてきているんだ」と感じました。だったら自分も何かをかけられるんじゃないかなっていうのがあって、例えばこの場に、卒業した次の進路じゃないですけど、僕の未来をかけてみてもいいかなってそういう風に思ったりもしました。

田中 仁さんインタビュー写真2

田中さんがデザインしたフライヤー

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

僕は、 “世の中がもっと自由になれば良いな ” とずっと思っています。今の世界、若しくは日本(?)は少し自由が乏しい気がしています。もう少し掘り下げると、社会に自由が少ないボトルネックは”働き方”から来ていると思うので、まずはそこを変えていきたいです。若干堅くなりました。簡単に言うと、スナフキンがたくさんいるような世界が好きです。

(*このインタビュー記事は、2016年10月当時のものです)

田中 仁さん

PROFILE

田中 仁

武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒

1992年生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒。卒業と同時に独立。相棒は猫のにゃんちゅう。憧れている人はスナフキン。人生でどれくらい自由を手に入れられるか実験中。

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