MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

まさに次の5年10年先のワクワクする日本を、世界を一緒に創っていく仲間がいる場所に出会えました。

奥村 圭祐さん

東京工業大学 工学部情報工学科

MAKERS UNIVERSITY 1期生

奥村 圭祐さんインタビュー写真1

VR装着実験の様子

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんなことをやっていて、今、どんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?

MAKERS UNIVERSITYに応募する前はエンジニアとしてインターンをしており、他にもLife is Tech!で中高生に対してプログラミングを教えていたり、Microsoft Student Patnersの一員としてMicrosoft社の学生エバンジェリストのような活動をしていました。今は人間の知能に関する疑問に納得いく答えを見つけることと、自分がどんな時代を創っていきたいかという将来のビジョンを建設するために、大学の方で自己身体認知に関して研究を行っています。また株式会社リバネスでもインターンをしていて、研究者が社会で活躍するために必要となるスキルを磨いています。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いで応募をし、参加しましたか?

MAKERSのことを知ったのはFacebookで誰かがシェアしてくれた記事を読んだことで、その時は純粋に面白そうだなっていう印象をもった気がします。今まで色々な人の企画やプロジェクトに乗っかることは多かったけれども、自分の強い想いをもって実行するものがどのくらいあったのかなというと、まだまだ少ないなと。そんな中で、MAKERSという場をまだ応募当時は想像することしかできなかったけど、あのホームページを見ていてやりたいことにチャレンジできる場所なんじゃないかなと思いました。自分のことを表現する場としてMAKERSに参加してみたら何か面白いことが起こるかもしれないと考えたのが応募した時の想いですね。

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変化がありましたか?

友達が増えたなと思っています。自分の夢とか野望を、ダイレクトに伝えられる機会って、大学とかバイト先とかの中でもすごい限られていると思うんですよ。MAKERSの場では、そういうことを喋っても大丈夫と感じさせてくれる安全な場っていう感覚があって、そこで自分の率直な気持ちを話したりとか、自分の熱を相手に伝えることによって、化学反応が起きていくのが新鮮な感覚でした。相手に対してこういうことしてあげたいなとか、自分が加わったらもっとこうなるんじゃないのかなっていうのはいつも頭の中で考えていて、自分自身のプロジェクトに対しても気軽に協力してもらえるし、相手のことに対しても協力したいっていう気持ちが生まれました。

あとMAKERSは内省をする場所で、自分ってホントはなにをしたいんだろうということを、考えさせられるきっかけになりました。自分はこれをやりたいんだっけという問いかけを強く持ち、かつ自分の輪郭を作ろうとし始めたのがMAKERSに参加して変わっていったことです。

奥村 圭祐さんインタビュー写真2

プログラミングの様子

Q.
あなたにとって、一番印象に残っている出来事は何ですか?

僕は今、丸ゼミ、リバネスの丸さんのゼミに所属しているんですけど、事前研修のプログラムの中で丸さんが講義してくださった時があって、その時に言った「情報嫌いだから」というような趣旨の発言が衝撃的で一番記憶に残ってますね。大学では情報工学科に所属しているんですが、丸さんが講義の中で言っていたことをよくよく解釈してみると、まあ確かに筋は通っているなと思って、結局ゼミは丸ゼミを選びました。最初は「この人情報嫌いって言っているけど合うのかなー」と思っていましたが、僕はゼミの中で情報とコミュニケーションの話を主にしていて、こういう世界を創っていきたいというような内容の議論を交わす中で、あの発言に惹かれてこのゼミを選んで正解だったなと感じています(笑)。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこですか?

僕は起業支援プログラムやビジネススクールといったものにあまり参加しないタイプの人なので、他と比べることは正直できないです。でもなぜこのプログラムに参加したのかなーって今よくよく考えてみたら、ものすごく自由度が高いことと、本気で取り組む人たちが集まることが予想できたからじゃないかなと。本気でやるならば何やってもいいんだという雰囲気があのホームページからにじみ出ていたから、今こうして参加しているのかなと思います。たぶんですが、そこが他と違っているところなんじゃないでしょうか。

奥村 圭祐さんインタビュー写真3

リバネス・丸ゼミの様子

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

仲間がいる場所、ですね。ありきたりな言葉ですが一番相応しいかなと。まさに次の5年10年先のワクワクする日本を、世界を一緒に創っていく仲間がいる場所。どこか一つの方向だけを向いているのではなく、様々なビジョンをもつ人がいて、それぞれが違った角度から熱い想いをぶつけて発散して収束させて形にしていく。困難に出会った時でも、周りには頑張っている仲間がいて、前に進もうと思える。僕は創発という、単体ではありえないような現象を複数の個体が集まることによって実現してしまうという意味の言葉が好きなんですが、その創発を引き起こしてくれる仲間がいる場所が僕にとってのMAKERSであり、僕が好きなMAKERSです。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

僕がやりたいことは次の時代のビジョンと概念を構築することです。外部脳と呼ばれるものは形を変えながらもっともっと発展して、脳情報を直接デコードできる技術が開発されれば、いずれ記憶力という言葉は存在しなくなります。そうすると大量のデータが貯蓄されることになりますが、ここで人工知能が鍵となって、情報を取捨選択し、情報の曖昧さを調整するフィルターが誕生します。ここまで技術が発展してくると人間の手には適切な情報が渡るようになるわけですが、その次のステップとして情報を直感的・シームレスに扱うインターフェイスが必要となるはずです。究極的には脳に情報を直接エンコードする未来がやってくるのかもしれません。つまり僕個人のビジョンとしては、情報のデコード、フィルター、エンコードの3種類の技術を発展させていった結果訪れることになる未来を実現したいと考えています。

(*このインタビュー記事は、2016年10月当時のものです)

関連URL

Medium 「情報と計算機に関する考察」

その後の活躍

Medium

奥村 圭祐さん

PROFILE

奥村 圭祐

東京工業大学 工学部情報工学科3年

1996年神奈川県生まれ。小中高はサッカーに明け暮れると同時に、父親の影響でプログラミングにも興味をもつ。人工知能への憧れから東京工業大学工学部情報工学科に進学。現在は情報と計算機に関して勉学に励み、知能とは何かという疑問に対し脳科学の方面から研究を行っている。

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