MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

起業できない理由がなくなったので起業しました。僕は子供たちのやりたいを全力で応援できる社会を実現します。

斉藤 涼太郎さん

慶應義塾大学商学部2年/FULMA株式会社

MAKERS UNIVERSITY 1期生

斉藤 涼太郎さんインタビュー写真1

FULMA株式会社のウェブサイト

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんなことをやっていて、今、どんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?

高校時代にFLEADという中高生だけで運営しているボランティア団体を設立し、「子供の子供による子供のための活動」を理念に掲げ、キャンプなどの体験を子供たちに提供していました。そこで子供たちが楽しんでいる姿や笑顔で過ごしている姿を見て、自分が子供たちのためなら猛烈なエネルギーが湧くことを感じました。大学に進学後はすぐにベンチャー企業にインターンとして入社し、全国の魅力的なレジャーや体験を提供している会社に営業をしていました。現在はFULMA株式会社を設立し、月額制で多用な体験の場を子供たちに提供しています。今まで子供たちのやりたいことを親が全てやらせてあげるのは何を子供がしたいのかや費用の点などで難しい状況でした。それを塾のように月謝制にすることで、毎月魅力的な体験を子供に体験させることができ、費用も一定なので安心して参加させることができます。多用な経験を通じて子供たちが豊かな心に育つような体験を提供していきます。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いで応募をし、参加しましたか?

長期インターンをしていて、2月で終わることが決まっていたんですけど、その後どうしようかなって、何も決まってないでも何かしたい。そういう状態でした。MAKERSには、何かやりたいって気持ちはあったんですけど、具体的に自分の中で落とし込めてない部分があったので、それを見つけつつ、しっかり実現できればいいなと思って参加しました。

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変化がありましたか?

斉藤 涼太郎さんインタビュー写真3

漠然とこれやりたいっていうのはあったんですけど、プログラムが進むにつれて、自分の考えの抽象度が高い、結局何がしたいのっていうのに気づかされたっていうのが大きかった。

今までなんとなくしていたことを、決めないように逃げていたというか、自分のやりたいことは漠然とこんなことっていうのを実際に行動に落とし込むにあたって、何をするべきか何が必要かっていうのまで落とし込んだのは、プログラムがあって見えてきたと思います。

まず、2月の集中的なプログラムの中で、色んな経営者の方とか話を聞いて、その通りだなと思ったり、自分とは違うなっていう部分があって、そのうえで自分で考えたときに、初めて本気で考えたと言うか、四月からどういう風に走り始めようかって1か月間もんもんと考えた時期に少しづつ見えてきたかなって思ってます。

Q.
あなたにとって、一番印象に残っている出来事は何ですか?

具体的に何を話したってことじゃないんですけど、みんな参加してる人たちがかっこつけずに本心を話してる姿が印象に残ってる。学生時代に団体立ち上げたり、いろんな経験をしている人たちも多いんですけど、かっこつけずに自分はこう思うとか、あまりたくさんの人には言えないことも話していたのが印象的でした。

あとは、2月応募して最初の時は、起業しようとは思ってなくて、できたら起業したいくらいというところから、2月のプログラムの中で自分が何したいのか、良くか悪くかもっとわからなくなった。もっと考える時間が必要かなと思って、3月は会社をつくるより、自分のやりたいことを考える時間にしようかなって思っていたんですが、事務局の人に面談もしつつ、甘えなんじゃないかって言われ、自分ちょっと逃げてたなと気づかされ、そこからETIC.さんのサポートを受けて、起業できない理由がなくなった。元々実現したい想いはあったので、あとはビジネスモデルとか書類とかはだいぶサポート受けていたので、起業したいと思っていたのが、色んな人のおかげでやっとスタートラインにたてたと思います。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこですか?

元々北海道出身でこっちのビジネスコンテストとかは分からないんですけど、聞いた話では、実際に行動に起こす人というか、良いアイディアを競うところから実際に行動まで落とし込まれてるというか、行動してる人比率が高いなと思います。そういう環境なので、当たり前の水準が変わるというか、休学や起業も特別なことじゃなくて、選択の一つだなって思うようになりました。

斉藤 涼太郎さんインタビュー写真2

体験コンテンツ現場の様子

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

安心できる場っていうのがあって。起業しようとか、自分のやりたいことをやろうっていうのは大学の中では少数派の人間なので、そういった悩みを安心して相談できる人がいるので、困ったときとか苦しい時に、相談しあうことができるコミュニティだと思います。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

僕は子供たちのやりたいを全力で応援できる社会を実現させたいと思っています。今は偏差値至上主義ですが、もっと子供たちが興味あることや知りたいこと、純粋に楽しいと思えることを大人がサポートする仕組みが必要だと思います。遊びたくても都内の公園は狭すぎるし、過保護すぎる部分もまだまだあると感じています。小さい時から受験勉強が始まる状況を変えていき、心が豊かな人が溢れるようになれば、きっと子供たちも幸せな社会になると思います。そのために多用な経験を子供たちに提供してそんな社会に創る子供たちを育みたいと思います。

(*このインタビュー記事は、2016年10月当時のものです)

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斉藤 涼太郎さん

PROFILE

斉藤 涼太郎

慶應義塾大学商学部2年/FULMA株式会社

北海道出身1996年生まれ。小学生の時に4度校長室に呼ばれ、職員室で勉強していた。中学校は真面目になったが腰パンをして不良ぶっていた。高校時代には中高生ボランティア団体FLEADを設立し、全国のボランティアをしている中高生を表彰する第18回ボランティアスピリットアワードで文部科学大臣賞を受賞する。大学に入学後、ベンチャー企業で営業のインターンを始め、会社ギネス受注数を記録する。20歳になったタイミングでFULMA株式会社を設立。子供たちにあそびごころあふれる体験を届けるため日々奮闘中。

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