MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

自分にとっての当たり前が、毎日塗り替えられていく。コミュニティの熱量が、圧倒的に違う。MAKERSは「自分の行動力の原点」です。

カーン 星さん

東京外国語大学 言語文化学部ベンガル語学科2年

MAKERS UNIVERSITY 2期生

カーン 星さんインタビュー写真3

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんなことをやっていて、今、どんな事業やプロジェクトに取り組んでいますか?

私の夢が、先進国と途上国が互いに高めあっていく関係性を築くということだったので、MAKERS UNIVERSITYに応募する前は海外に行って異文化交流をしたり、途上国に行ってボランティアをしたりしていました。また、自分自身が夢を持ったことにより大きく変われたという経験があったので、日本にもっと、夢を語る場所を作ろうというイベントの開催とそういった団体の運営を同時並行で行っていました。ただ、私は先進国と途上国の高めあっていく関係性を、ビジネスや、お金の循環を変えることによって生み出せないかなという思いがあり、でもずっとそれができていなかったので、MAKERS UNIVERSITYではビジネスを学ぶっていう意味で応募しました。今は、MAKERS UNIVERSITY の4つの実践パターンの中の新規事業リーダーとして、日本の文化の良さを伝えたり、逆に海外の文化の良さを吸収できるような実店舗を浅草に作るというインバウンド観光客向けのビジネスの立ち上げを、株式会社ガイアックスの中で取り組んでいます。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いで応募をし、参加しましたか?

大きく分けて二つあります。まず一つ目が、ビジネスそのものについて学ぶということです。ビジネスってどうゆうものなのだろうとか、どうやったらうまく回っていくのかということを徹底的に学ぼうと思いました。二つ目は、新しい国際貢献の形について自分なりに探究してみたいという想いがあり、実際そういった活動をされている先を走るメンターの方だったり、仲間と出会うことによって、答えを見つけていけたらなという期待があって、参加しました。

Q.
なぜ、自分自身で活動するという形ではなく、大学一年生という早いタイミングでMAKERS UNIVERSITYに応募しようと思ったのですか?

絶対にやらなければならないという状況に自分を追い込みたかったという思いがありました。それまでも、自分なりに探したり、活動したりということははやってみたものの、
やっぱりこれでいいのかなという不安や疑問がいつでも付きまとっていたので、それだったら、周りの環境自体がそれを応援してくれるような場所に入ることによって、自分の夢を大きく前進したいと思いました。

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変化や進化がありましたか?

自分にとっての当たり前が、日に日に変化していくという毎日が進化そのものだなと感じます。一年前の私だったら、バイトして、少し空いた時間で自分の夢に繋がるような活動をしたり本を読んだり、そういう生活でしたが、今は、自分のプロジェクトをどうやって前に動かしていくかに大きな時間がとられていて、少し前だったらすごく刺激的な場所を探し求めて、どこかに出かけて行ったりということが多かったのですが、今はそんなことをしなくても、毎日の日常が刺激的です。周りには常に仲間がいるし、メンターの人ともつながっているし、自分の活動をサポートしてくれる人もいて、もう毎日刺激があるので、逆にこれがなかった日々が、どんな毎日だったのか思い出せない状態になっています
自分自身、MAKERSに参加する前より、すごく活動量が劇的に増えているので、自分の軸がいい意味で、どんどんどんどん変わっているなと感じています。

Q.
新規事業リーダーという実践パターンについて詳しく聞かせて下さい。MAKERSUNIVERSITYのメンバーは、マイプロ起業コース選ぶメンバーがとても多い中で、なぜ、新規事業リーダーとして、ガイアックスに参画しようと思ったのですか?

大きくは三つあると自分では考えています。
まず一つ目は、とにかくやらざるを得ない状況に自分を追い込みたかったということです。自分一人でやっていると、どうしても甘えが出てしまったりするので、もう絶対にやらなければいけない状況下に自分を追い込みたかったのが一つ目の大きな理由です。

二つ目が、ガイアックスの中でやるということが最高の環境だと思ったからです。ガイアックスの会社の中でやるということは、常にガイアックスの人からフィードバックがもらえて、ガイアックスのリソースを使えて、どうゆう道筋で事業を立ち上げていくのか、会社って何なのか、ビジネスってなんだろうっていうのを、自分一人の手探りではなくて、周りから学べて盗めて、それでいて、自分が起業する、主体的に動く、その環境が整っているということでした。その環境は、私にとって、圧倒的に魅力的でした。

三つめは、ガイアックスがやろうとしていること自体が、自分自身が探究していた新しい国際貢献の形になるんじゃないかと思ったからです。ガイアックスは、シェアリングエコノミーのような資本主義社会に対するアンチテーゼのような事業をしていて、お金じゃなくて、もっと他の何かを与え合うことによって、新しい社会を作っていけないだろうかと模索していました。人とのつながりを生むために、何か事業をおこすということは、自分がこれから先進国途上国間で、作っていきたい関係性に繋がるものが見えると思い、それを中に入って体感したいと思いました。

Q.
MAKERSUNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?

一番印象的なのは、ゼミメンターである小沼さんとの毎月のディスカッションです。小沼さんに教えていただくことは、どこでも身につくようなビジネススキルとかそういうものではなく、カーン星として、どう生きていくのか、起業家として、どうありたいのかという根本的なところを教えていただいていると思っています。ヒトとして大切なことは何なのかという、これからの人生にとって、ずっと付きまとうすごく大事なテーマを突きつけられる時間になっていると思います。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?

それはまず、コミュニティが創られているところだと思います。しかもそのコミュニティの熱量が、他とは圧倒的に違う。ひとりひとりの熱量も違うし、それを常にぶつけ合う環境が用意されているところが、他の追随を許さないと感じます。あと、何かを押し付けられるのではなく自分がしたいことやしたいことのリソースを、サポートしてもらえる。みんなが主体的に動いていく中で、それを加速させる場所がMAKERSなのかなって思います。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

「自分の行動力の原点」だと思います。MAKERSに入る前から、私に夢はあったしその夢に対して動きたいっていう思いの部分は強かったのですが、今まではそれを言葉にすることに満足していた気がします。想いを言葉にして、言葉を行動に移していくっていう、その言葉から行動にというところのきっかけになったのは確実にMAKERSだと思います。結局思いがあっても行動まで至らないと誰のためにもならないし、自己満足の世界で終わってしまうので、行動があるからこそ、やっと、自分の価値が、社会に還元されていく。その原点になった場所がMAKERS UNIVERSITYです。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

みんなが、自分のしたいことを環境に左右されずに形にしていける、前に進んで行ける、そんな社会を創りたいと思っています。その中でも、今は先進国と途上国が「与える」・「与えられる」の関係が普通ですが、そこが、「与え合う」・「与えられ合う」という高めあっていける関係性を築いていけるような社会を実現していきたいです。
それぞれの国の良さがあるのだから、それぞれの足りないところをその良さで補い合っていけるような仕組みづくりをしたいと思っています。

(*このインタビュー記事は、2017年10月当時のものです)

カーン星さん

PROFILE

カーン星

東京外国語大学 言語文化学部ベンガル語学科2年

MAKERS UNIVERSITY 2期生

1997年生まれ。父はバングラデシュ人、母は日本人のハーフ。中学生の頃”かわいそう”と思っていた途上国と呼ばれる国にも、日本を含め世界は学ぶべきだと気づく。それ以降、”先進国と途上国が互いに高め合える関係性”を目指し、新しい国際貢献の形を模索中。東京外国語大学在学中。Gaiax新規事業リーダー、Softbankのインターン経験。JICAマレーシア研修、福岡県イギリス研修など。
また、夢を語る場所を広げる活動を高校から始める。東京学生ドリプラ大賞受賞、Tabippo DREAMファイナリスト他、イベント開催など。

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