STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー
挑戦者のエコシステムを創る
西井 香織さん
近畿大学 薬学部6年休学中/NEWRON株式会社 代表取締役
MAKERS UNIVERSITY 2期生
イベントに登壇する様子。
- Q.
- MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんなことをやっていて、今、どんな事業やプロジェクトに取り組んでいますか?
応募する前は、暗黒時代真最中でした。様々なビジネスプランコンテストに出場したり、VC(ベンチャーキャピタル)などをまわったり、でも、自分がやっている事業に対して誰も助けてくれない、どうしようという孤独感がいっぱいで、MAKERS UNIVERSITYは、本当に最後の最後の頼み、という想いで応募しました。
MAKERSに応募する前はファッションサービスをやっていました。なぜそれが暗黒だったかというと、そのサービスをやっていた理由が、昔いじめられていて、それを見返したくて、始めた事業だったので、自分の気持ちがサービスに乗り切らず、やっているときも辛いなと思いながらやっていました。今はその暗黒時代を脱出して、本当に自分がやりたくてワクワクできることをやっていいます。MAKERSを通じて、 0→1が生まれる場所が自分は好きだなということに気づき、0→1が生まれる場所、例えばアイデアソンとか、ヒトと人がつながる場づくりを仕事としてやっています。
- Q.
- MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?
場づくりに関わったイベントの一コマ
ファッションの事業がうまくいかず悩んでいる中で、色々な人に相談に行ったのですが、次につながるアクションや次につながるアドバイスを中々もらえず、どん底にいたときに、MAKERS UNIVERSITYの存在を知って、メンターの方が月1、ゼミという形で自分にコミットしてくれると知って、ここだったら、最後自分を助けてくれるかなと思い、応募しました。だから応募事項のところに、私を助けてくださいと書いて、応募しました(笑)。
実際、MAKERS UNIVERSITYに入学して、メンターの方の存在はもちろんすごく心強くて、それ以外にも、ETICの事務局の方々が、夜、遅い時間に質問を投げかけてもすぐ返してくれたり、普通だったら、面倒くさいような質問もめちゃくちゃ長文で返信してくれたりして、MAKERSに入って、本当によかったなと思っています。
- Q.
- 実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変化や進化がありましたか?
自分ではあまりわからないのですが、MAKERSのカリキュラムのラーニングジャーニーに参加した際に、2期生のみんなから、良い意味で丸くなったねと言われました。やはり、昔、ファッションの事業をやっていた時はすごく切羽詰まっていて、自分でもわかるくらい殺伐としてたし、楽しそうではなかったのが、周りの人からも丸くなったねといわれたことによって、すごい変わったのだなと自覚出来てうれしかったです。
- Q.
- MAKERSUNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?
フリービットビジコン銀賞
私はインターネット領域のピクスタ古俣大介ゼミに入っているのですが、そのゼミの仲間がとても素敵で、月1の古俣ゼミの時間がとても印象に残っています。
ゼミメンバーの困っていることに対して、みんなが100%コミットしてくれる、相談に乗ってくれるという関係性で、毎月のゼミが本当に楽しみです。
- Q.
- 学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?
今まで、自分の特性で、コミュニティに居づらくなったり、途中で離脱するということが沢山ありました。でもMAKERSの場合は、失敗しても、どんな自分でも、すごく温かく迎え入れてくれるので、自分らしくいられたというのはとてもありますね
もう一点は、コミット量がケタ違いだなと思いました。普通の起業支援のプログラムは、相談したそのタイミング、その時スポットでは答えてくれるのですが、長期的にずっと寄り添ってくれるようなものはほとんどないですし、事業はもちろん、メンタルの部分にも寄り添ってくれるというのは他にはないなと思いますし。「君だったら、この人に会った方がいいから、紹介するね」と自分にマッチした人を繋げてくれる、それって他のコミュニティでは、中々ないなと思います。
- Q.
- あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?
「弱いところを見せられる場所」だと思います。起業したり、会社をつくったりすると、自信をもっているように話したり、時には虚勢張ってみせなければいけないという場面も多くあります。でも、MAKERSは相談をする場所なので、こういうことに困っていて、本当にうまくいかなさそうなんですよねという話しが出来て、孤独感を共有して、弱いところを見せられるので、素でいられて、それがすごくリラックスできて居心地がいいな空間だなと感じます。
- Q.
- あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。
先日会社を登記したのですが、挑戦者のエコシステムを作るということを会社のミッションに掲げています。自分自身、挑戦したけど全然うまくいかなくて何回も挫折して、挫折を繰り返して、でも唯一の自分の取り柄は、諦めないことだと思っています。お金もないし、頭も特別よくないし、つながりもなかった中で、諦めずに行動し続けてたからこと今があるなおもっていて、そういう諦めない力ってすごい大事だなと実感しています。挑戦して、挑戦し続けることの大切さ、そして挑戦する人が増えたら世界も変わるなと思っていて、でもそのためには、挑戦した人達が挫折した時に、諦めずに、また再度挑戦できるというコミュニティや支援してくれる場所が必要だなと思うので、そういう場所を作っていきたいと思っています。そのためにも自分自身が諦めずに行動し続けて、そういう姿をみて、西井さんができるなら、自分でもできる、そして挑戦がまた生まれる、そういういい循環を生んでいきたいなと思います。
(*このインタビュー記事は、2017年10月当時のものです)
関連URL
その後の活躍
・人を繋げる事業でイノベーションを起こす!「元ぼっち」起業家・西井香織の今と未来
・「0→1が生まれる場を創りたい!」~友達0人から全国5000人の若者とつながりを作った学生企業家が語る、“他者とのつながり”とは?~

PROFILE
西井 香織
近畿大学 薬学部6年休学中/NEWRON株式会社 代表取締役
MAKERS UNIVERSITY 2期生
友達0人から、千人規模のイベント団体NoName.を創設し、現在5代目まで継承中。高校生から大学生まで、地域は関西から関東までと多種多様な学生との繋がりを持っていたことから、学生と企業を繋ぐ学生コネクターとして活動を始める。
自身の起業挫折経験から、起業支援となるような場創りをするべく、NEWRON株式会社を設立。全国最大級ビジコンtrigger2016ファイナリスト/リクルート主催 シェアエコアイディアソン最優秀賞 /フリービットビジコン銀賞/TOKYO STARTUP GATEWAY 1次審査通過