MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

MAKERSに来る人たちは、既存の教育や基準からははみ出た人ばかりです。そんな彼らを全力で支援してくれる物好きな大学がMAKERSです。

北村 拓也さん

広島大学大学院工学研究科情報工学専攻 学習工学研究室 博士課程後期2年/Ubermensch(株)代表/テックチャンス(株) 代表

MAKERS UNIVERSITY 3期生

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんなことをやっていて、今、どんな事業やプロジェクトに取り組んでいますか?

現在は、小中高生向けのプログラミングスクールを経営・運営しています。スクールは全部で、14校舎あり、生徒数も100名を超えました。私は、プログラミングはアイデアを形にする自己実現の武器だと思っています。

私は、中学校の頃に不登校で、教師からも「お前は学校に必要ない」と言われるほどの落ちこぼれでした。そんな私は、大学に入ってプログラミングに出会い、のめり込みました。アプリ開発会社を立ち上げ、40作品以上を作りました。コンテスト等では40件以上受賞し、ある作品は全国ランキング4位にもなりました。

自分一人で作った作品が、大企業と対等に戦えるということに、興奮と希望を感じました。
現代の学校で行われている教育は、洗脳的教育と言えると思います。教師の存在は絶対的で、学校が定めた基準からはみ出す生徒は、単なる「落ちこぼれ」です。

本当は素晴らしい能力や個性を持っていても、洗脳的教育によって芽を摘まれてしまう子供たちの多さを感じます。私は、プログラミングという自己実現の武器を子供たちに配ることで、洗脳的教育に立ち向かえる子供たちを育成しています。

三菱総研 INCFビジネスアイデアコンテストで三菱総研賞を受賞

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?

応募動機は、メンターの方にお会いしたかったからと、コミュニティの成功例を学びたかったからです。

MAKERSは私が失敗した学生起業家コミュニティの成功形でした。私は広島大学で、起業部の第一期学生代表を務めていました。
学生に起業のノウハウやマインドを教えながら、活動をしていました。一時期部員は60人にまでなりましたが、様々な理由で継続が困難になり、今は細々と活動をしています。MAKERSは、メンバーの物理的距離も遠いはずなのに、なぜこんなにも成功しているのかに興味がありました。

実際に入ってみて、MAKERSは今まで参加した中で一番成長できたプログラムでした。

Q.
北村くんが所属する、水野ゼミが自身や事業に与えた影響、水野さんとのやりとりで印象に残っていること、また、月1ゼミでの学びなどゼミについて教えてください。

水野さんは本物の教育者だと思いました。
正直自分はオンライン参加が多かったため、あまり良いゼミ生ではなかったと思います(笑)。しかも、作っている事業はプログラミングスクールと、水野さんの事業と被っています。

しかし、水野さんは毎回高い評価をしてくれて、本音で経営判断の相談に乗ってくれました。
ゼミは教える側の負担が大きいです。特に起業家向けのゼミは、教わる人の人生に直結します。

大学の教授は、研究優先で学生指導に興味のない人も多く指導者としては良くありません。水野さんのような、実績ある人たちが熱意を持って、指導してくださる場は本当に貴重だと思いました。

IoT Challenge IoT Awardで総務大臣賞を受賞

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変化や進化がありましたか?

業界トップの方たちとの出会いが、特に刺激的でした。特に、MAKERSのメンターやサポーターである、(株)ライフイズテックの水野社長、(株)こうゆうの高濱社長、(株) ベネッセコーポレーションの福島前社長との出会いによって、自分の人生が大きく変わったと思います。

また地方格差をとても感じました。広島だと、私は変なやつでちょっと目立っているという印象だと思います。東京に来て、会う人会う人に事業に誘われました。地方のぬるま湯から出て、刺激的な環境に身を置くことができたため、自分に鞭を打つことができたと思います。

事業は人との出会いで成長速度が上がるため、トップの人と会える機会の少ない地方の学生こそMAKERSに参加して欲しいです。

野田聖子総務大臣を表敬訪問

Q.
MAKERSUNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?

実は、学生起業家の多くが人生に悩んでいることが印象に残りました。起業家と聞くと、カリスマ性があり、それだけですごい印象ですが、話を聞くと自身の人生の悩みをよく耳にします。

僕は、自意識を切り離して、作品作りに打ち込むことが大事だと思います。その作品が会社だったり、アートだったり、コミュニティだったり多様性があるのがMAKERSの良さです。他人と比べるのではなく、どれだけ人生目標に近づけたかを意識することが大切だと思います。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?

事業よりも人を支援することが、MAKERSと他との大きな違いです。
事業の支援制度はよく見かけますが、人に焦点を当て、成長させてくれる場は珍しいです。例えばビジコンなどは、事業のみに対するアドバイスが殆どです。

「その事業をあなたがする理由は何か」「なぜしたいのか」を深掘り出来る機会がMAKESにはあります。更に、自己評価の高い場でコンフォートゾーンを上げてくれるところが特徴です。

また、世間には学生向け起業家支援と題し、怪しいプログラムもある中で、MAKERSは本当に学生を支援したいという理念に基づいており、運営側のスタッフの方々の熱意が感じられます。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?どんな存在ですか?

若手クリエイターの登竜門。
悪く言えば、「社会不適合者の集まり」ですかね。

MAKERSに来る人たちは、既存の教育や基準からははみ出た人ばかりです。彼らは、個性に溢れていて、一筋縄では行きません。教わったやり方ではなく、自分たちのやり方で社会を見つめ、変えようとしています。
現在の洗脳的教育、社会には不適合な人たちだと思います。

彼らを全力で支援してくれる物好きな大学がMAKERSです。そんな彼らだからこそ、これまでにはできなかったことが成し遂げられるのだと思います。MAKERS生たちの活動によって、彼らの世に個性的で夢のある人々が適合できる社会が作られていくことが楽しみです。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

洗脳的教育から解放して、誰もが人生目標に挑戦できる世界を作ります。私は当初、みんな人生目標を持っていて、その実現のための武器、例えば、プログラミングが無いことが問題だと思っていました。

しかしながら、人生目標を持っている人の方が少ないことを感じました。8月にアメリカのシリコンバレーに一ヶ月留学して、アメリカでも同じことを感じました。私は人生目標には3段階あると思っています。

DNAが決めた人生目標(生存本能)、保護者が決めた人生目標(安定)、自分が決めた人生目標。誰もが自分が決めた人生目標のフェーズに行くための支援をしていきます。

毎日新聞に掲載

その後の活躍

独学で身につけるためのプログラミング学習術
知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ

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プロフィール

メディア掲載歴

・ascii(365日かけてアイデアを磨き、「セキュリティ」×「何か」を形に)
・毎日新聞(平成という時代)
・ラジオJ-WAVE (イノベーションワールド)

PROFILE

北村 拓也

広島大学大学院工学研究科情報工学専攻 学習工学研究室 博士課程後期2年/Ubermensch(株)代表/テックチャンス(株) 代表

不登校→出版社設立(大学3年)→アプリ開発会社設立(大学4年)→プログラミングスクール会社設立(修士1年)
U-22プログラミングコンテスト CSAJ会長賞,IoT Challenge Award 総務大臣賞,人工知能学会研究会優秀賞など40件以上受賞。
天才的クリエイター発掘 未踏事業採択(2017)/セキュリテイイノベーター 育成事業 SecHack365 第一期優秀修了/トビタテ留学ジャパン 8期 未来テクノロジー人材/高度IT人材育成 enpit(2016) 最優秀/広島大学大学院修士を飛び級し、現在 学習工学研究室 D2。
代表アプリは3万ダウンロード、GooglePlay新着有料ゲームランキング4位,GooglePlay有料ゲームランキング32位達成。その他に大学在学中に40個以上の作品を作成。

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