MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

次の時代を生きる女性たちに、自分らしくある自由を届ける

江連 千佳さん

津田塾大学総合政策学部総合政策学科3年休学中 / 株式会社Essay 代表取締役社長

MAKERS UNIVERSITY 6期生

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?

MAKERSに入る前から活動の軸は一貫していて、「女性のウェルネス」を課題に掲げています。大学1年生の時には学生団体を立ち上げて運営をしていましたし、大学2年生になってからは今も販売しているプロダクトである、”おかえり”ショーツの開発を始めました。そしてそのプロダクトアイディアでクラウドファンディングを成功させたり、ビジネスコンテストでファイナリストになったりして、徐々に「起業」という選択肢に興味を持ち始めました。でも、起業ってよくわからないし、怖いし、どうしよう…って思っているときにMAKERSに入ることを決めました。

Q.
現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。

現在はMAKERSに入る前から取り組んでいた、”おかえり”ショーツという直穿きできるリラックスウェアの販売を、I _ for MEというブランドで行っています。そして、その事業会社を株式会社Essayという形で、登記したのが2021年5月31日でした。MAKERSに入って、4ヶ月後のことです。
「次の時代を生きる女性たちに、自分らしくある自由を届ける」というミッションを掲げて立ち上げた会社で、女性のウェルネスをエンパワメントする事業を行っています。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?

元々、起業するつもりがあまりなかったのですが、ビジネスコンテストで勝ったことで起業という選択肢を意識するようになりました。でも、どうやってやったらかいいか分からないし、相談できる仲間もいない…という状態だったんですよね。
それで、自分がもし起業という選択を取った時に、MAKERSには心強い仲間や先輩やメンターがいそうだなと思ったので、応募しました。加えて、知り合いの活躍している先輩達もMAKERS生であることが多かったので、良いコミュニティに違いない!と思いました。あと、MAKERSのことは、高校時代から知っていて、憧れみたいなものは高校生の頃からずっとありました。

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?

MAKERSには、すでに起業している人も多いので、起業という選択肢がグッと身近になりました。大人に「起業ってどうなんでしょう?」って相談しても、真剣に取り合ってもらえないというか、本気にしてくれないことも多いじゃないですか。

だけど、同年代で同じような志をもったMAKERSの仲間は、私の不安に共感してくれるし、起業について何も知らない私の相談を親身に夜中まで聞いてくれる。どうやって前に進めばいいのか、みんなと話してるうちに自然と、解が見えてくるんですよね。それで、いつの間にか起業という手段を自信もって選べるようになっていました。

Q.
荻原ゼミが自分自身や事業に与えた影響、メンターである荻原さんとのやりとりで印象に残っていること、また、月1ゼミでの学びや気づきを教えて下さい。

すごく信頼していたメンバーがやめてしまって、すごく落ち込んでいた時に、先輩起業家、何人かの方からから「別れに慣れるしかないよ」というアドバイスをいただいたんです。
でも、なんかそれって嫌だな…って。心のない人になっていくことが起業家としての成長なんだろうか?って悩んでいて。
そんな時に、ゼミで荻原さんから「振り返る人であれるのは素晴らしいことで、やめちゃいけない」って言っていただいたのがとても印象に残っています。その上で、どうしたらこれから新しく迎えるメンバーが心地よくあれる組織を作れるのか一緒に考えてくださいました。

会社をやる上で、もちろん事業の成長や経営の知識は大事ですが、それ以上に荻原ゼミでは人間としての成長を重視している感じがします。事業がうまくいかない時こそ来たくなるゼミと言われる所以ですね。

Q.
MAKERSUNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?

2月に開催された事前カリキュラムでの、ザ・メンタルモデルの著者、由佐美加子さんのセッションが印象に残っています。私は、人と協働することに割と恐怖心を抱いていて、苦手意識がありました。何度か人に裏切られる経験にトラウマをもっていたからです。
そんな話をした時、由佐さんにズバッと「江連さんは、自分を裏切って生きてるんだね。自分の感情に嘘をつくのが得意でしょう?」と言われたんですよね。核心をついているというか、図星すぎてドキッとしました。

そのセッションの後、自分の裏切ってきた感情を洗い出して、自分の本当の願いって何なんだろう?と考えてるうちに「声なき違和感を、カタチにする」という自分自身の願いに気づくことができました。

※ザ・メンタルモデル:http://mentalmodel.jp/

Q.
MAKERSに入ったからこそ得られたことや、MAKERSがあってよかったなと感じていることを教えてください。

MAKERSのコミュニティの層の厚さはすごいなぁ…と日々実感してます。MAKERSの先輩方と会うこともよくあるのですが、「MAKERS生なんです!」というとすぐに打ち解けることができて、仲間感が期を超えてあるのはすごいと思います。

あと、起業家が集まっている場所って私は割と足がすくむんですけど、MAKERS生がいるとなんとなく安心するっていうのもいいですね。
MAKERSのコミュニティ感や仲間感は本当に助かってます!

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?

MAKERSはすっごく純度が高い。ピュアな感じがします。
事業のモデルが誰かと比べて優れているかとか、そんなことよりも、純粋に「好き」という気持ちや、「やりたい」という想いに共感しあい、応援する関係性が最高です。前提にそのピュアさがあるからこそ、困った時も素直に助けを求められるし、助けを求められた時も手を差し伸べたくなるんでしょうね。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

前の質問にも共通するかもしれませんが、「自分の純度を高める場」だと思います。
起業家同士が繋がりあう時って、結構事業の利益を考えている場合が多いと思います。でも、MAKERSは純粋に「想い」に共感しあって1人の人として繋がっているので、鎧を着てない自分でいられるんですよ。
だからこそ、自分の想いや原点に戻る瞬間も多いです。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

女性特有のカラダの悩みは、言葉にすることをタブー視されてきました。「ショーツの締め付けが辛い」「ショーツの中が蒸れる」「普段実はショーツを履いてない」そんな声なき声を、カタチにするために作ったのが”おかえり”ショーツです。
ショーツだけではありません、日常的に社会にも自分の体にも心にも、女性たちは女性ならではの「モヤモヤ」を抱えて生きている。でも、言えない、シェアできない、言っても変わらない、という社会が、そのモヤモヤを「声なき声」にしています。
だからこそ、私は、女性たちの声なき違和感を可視化して、カタチにするエコシステムをつくりだしたいのです。

(*このインタビュー記事は、2021年9月時点のものです)

関連URL

I_for ME公式サイト
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メディア掲載歴

News Every.
Abema TV アベマヒルズ
・anan
・赤ちゃんが欲しい
ハフポスト日本版
Business Insider Japan
ランドリーボックス

PROFILE

江連 千佳 津田塾大学総合政策学部総合政策学科3年休学中 / 株式会社Essay 代表取締役社長
Essay inc. CEO。I _ for ME Producer。2000年に東京で生まれた。女性のデリケートゾーンの悩みがタブー視されている社会構造を問題視。「次の時代を生きる女性たちへ、私らしくある自由を届ける」をモットーに、エンパワメント・ブランド I _ for MEを立ち上げ、ショーツ機能付き部屋着、”おかえり”ショーツを販売している。同商品はクラウドファンディングで72万円の資金調達に成功。TOKYO STARTUP GATEWAY 2020でファイナリストに採択され、雑誌ananやAbema TVをはじめメディア掲載を多数受けている。

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