MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

MAKERS生はこんな未来を作りたい!と目が本気。みんなの頑張りも悩みも功績も、全てが勉強になるし刺激的です。

上田沙耶さん

青山学院大学(2021年春卒業) / 伊予市地域おこし協力隊・双海FAM・喫茶&宿ポパイ店主

MAKERS UNIVERSITY 7期生

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?

MAKERSには5期の時に一回受けて、落ちています。笑 その時は、大学2年の終わりくらいで、いろんな想いが重なって、「双海のばあちゃんちでゲストハウスしたい!」と思い立ち、以前泊まった印象的だったゲストハウスをしていた人に連絡したら、その人がMAKERS1期生の人で、MAKERS UNIVERSITYの存在を知りました。
5期に落ちた時は、夢はあるが何をしていいかわからずいろんな人に会いに行ったり本を読んだりしている状況で、まだモヤモヤしていたので、きっとタイミングじゃなかったのだと思います。

そこから1年半悩みまくり、いろんな経験をして自分を磨き、意を決して2020年にコートに立った感じです。
そこからは、仕事として地域の課題を解決しうることをたくさん思いつき、行動にうつして生き生きと活動していました。
県のビジコンで優勝して、念願のゲストハウスに向けてクラファンもして・・・夢がどんどん現実になっていくバタバタな日々の中で、MAKERSの7期募集の投稿か何かをみて、「今なら環境に合いそうだし、自分の事業の悩みなど共有できるメンターと仲間が欲しいな〜」と思ったので、大学を実は卒業してしまっていましたが、新卒就職もしてないし、自分は革命時です!って言い張って応募しました。笑

Q.
現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。

現在は、大きく分けて3つの事業をしています。

1つは、喫茶店。ひいばあちゃんから65年続くお店で、当時から人気の「いりこだしの中華そば」のレシピを復活させて、一番の人気メニューです。「何十年ぶりにきた〜!」「懐かしい〜」などと感動していただいています。ここが入り口となって、双海の魅力に触れる機会を提供したいと思っています。

2つ目が、ゲストハウス。個室2つとドミトリー(相部屋)6ベッドがあり、最大12人泊まれる宿です。長期滞在や田舎ホームステイに来る高校生・大学生、バイクやサイクリングでくる旅人、四国一周で下灘駅にきたファミリーなど、いろんな人との一期一会な出会いがとっても面白く、双海の夕日と海に癒されてもらっています。

3つ目に、地域商社ブランド「双海FAM」です。イケメン漁師や真面目な柑橘農家がこだわりを持ってつくっている一次産品を、自慢したい。こんな素敵な人たちのいる町を知ってほしいという想いで、双海の名を背負って多くの人の手に取っていただけるあたたかい商品づくりを目指して、関東中心に販路開拓などにも勤しんでいます。


Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?

いろんな起業家の方々にお会いできること、自分たちの変えたい未来、作りたい未来がある熱い仲間たちに囲まれる環境に身を置き、自分を鼓舞したいと思っていました。
日々活動していく中で、一歩進めば壁にぶち当たることばかりで、悩みが多いのが、新しいことにチャレンジをするということ。そんな悩みを相談できるのは、自分のきつさと同じような経験を経ている人たちだなあと思っていて、そんな行動しまくっているMAKERSの先輩や同期といろんな話をしたいなと思っていました。

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?

MAKERSは、思っていた以上に同期が多いことに最初はびっくりしました。バックグラウンドも年齢も土地もバラバラな人たちが集まり、カオスな環境の中での合宿。団体行動がもともと苦手で、学校とかが好きじゃなかった私は圧倒され、無理な友達作りに不安を覚えたりしてました。笑
でも、MAKERSの子たちはみんな好奇心旺盛で、合宿で全然話せなかった子でも、フラッと双海に遊びに来てくれたりして、時間が経つにつれて、心理的安全性が保たれてきた感じです。
いろんなところでMAKERS同士のコラボが生まれたり、事業の手助けをしてもらったり、お互い相談しあったりしています。

また、みんなのSNSをみて、頑張りも悩みも功績も、全てが勉強になるし刺激的です。
みんな、それぞれの育ってきた中で沸いた世の中への反発、課題感などが強い原体験となっていて、もっとこんな未来を作りたい!と目が本気なんです。
そのために何をするか、まだ決まってない人もいれば色々試して変えたりする人もいるけど、芯は本気なので、みんながどんなふうに大成するか見ていてとってもワクワクするし、自分も悩みながらがんばろって思わされています。

Q.
古俣ゼミが自分自身や事業に与えた影響、メンターである古俣さんとのやりとりで印象に残っていること、また、月1ゼミでの学びや気づきを教えて下さい。

古俣ゼミを選んだ理由は、pixtaというサービスを以前インターン先で使っていたことと、古俣さんが学生の時にECでものを販売する事業をしていたことが、自分の今の状況と似ていて、アドバイスやメンタリングが、とっても参考になりそうだと思ったからです。
古俣ゼミはどちらかというと、モヤモヤを抱えていたり、事業内容に悩んでいる子も多かったのですが、毎月、ゼミメンバーの状況の変化が激しいことにびっくりしました。笑
一気に事業が始まっていたり、大きな意思決定をしたり、そんなに1ヶ月で進歩するなんて、「本気度すげえな〜〜」というのが、自分の周りの友達とはまた全然違って面白いです。

古俣さんはとってもラフで、絶対に否定せず、経験に基づくアドバイスをくれるのですごく安心感があります。私はいつも、自分の背景やバックグランドが他の人にはない面白さだから、私自身が人気になることで商品が売れるような仕組みを作れたらいいねと、メンタリングで言ってもらっています。
今は商品を売るのが難しく行き詰まっていますが、うまくいく方法を見つけた時は、カチッと何かがハマるらしいので、そこまで色々と試行錯誤して頑張ります。

Q.
MAKERS UNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?

MAKERS事務局の飛鳥さんに、人材戦略の面談をしてもらったことかな?笑
人の問題にすごく困っていて、自分一人で3つの事業を回すのは限界だし、これ以上大きくできないので、人を入れて大きくしていきたいが、人件費も捻出できるかなあ・・とかいろんな悩みがあって、人の雇用や仲間作りについてハードルがあったのですが、それを古俣ゼミで相談してたら、あすかさんがその辺はプロで、インターンの巻き込み方と、仕事の任せ方とかを1on1でみっちり教えてもらいました。
それでちょうどインターンを募集しようとしてる矢先、住み込みで働きたいっていう若い女の子が舞い込んできたのです!その子との面談に早速そのノウハウを生かしました。まだまだ採用や人材育成の面でも、さまざまな失敗や経験を積みたいと思います。

Q.
MAKERSに入ったからこそ得られたことや、MAKERSがあってよかったなと感じていることを教えてください。

MAKERSでは、様々な先輩起業家を囲む会がたくさんあって、積極的に参加してたんですけど、毎回いろんな学びがありました。
どんな大きな会社も、失敗や最初の売上が立てられないような期間も経験しているはずで、そんなところまで、赤裸々に聞けたりして励みになりました。
また、先輩MAKERS生もきていて、その人たちの事業のやり方や考え方、ピッチの仕方もとても勉強になります。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?

学生向けの起業支援やビジネススクールがあること自体あまり知らなかったです。。汗
でもMAKERSは、ゴリゴリスタートアップ系ばかりではなく、NPOや発明家や地方ビジネスや宇宙やら・・・多様ないろんな考えの人がいて、めちゃくちゃカオスで面白いなって思います。
また、MAKERS生のためならできることはなんでもするし、応援する!と言ってくれている、MAKERS応援団の起業家さんが多いのが嬉しいです。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

『chaos』ですかね。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

「双海をもっと面白く!!!」するために、双海のあらゆる可能性を磨き、双海を最高の町のまま守っていきたいと思っています。

そのために、双海にあふれる魅力・可能性を生かした事業をどんどんつくって回していける企画会社に育て上げていきたいです。
田舎は個人経営が多く、日々の業務や町のイベントで忙しく、なかなか新しいことにチャレンジするハードルが高くなる傾向にあります。私が面白い会社を双海につくって、面白い人材を外からも引き連れてきて、双海でみんながあったらいいのにと思いながらも誰もやっていないことを実現していけたら、町はもっと楽しく面白くなっていくと思っています。
そんな仕組み作りができるように、多くの人が諦めるという仲間集め(人材採用)の壁や、売上作りにも負けずに挑戦し、自分を高めて会社を大きくしたいと思っています。


(*このインタビュー記事は、2022年9月時点のものです)

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メディア掲載歴

テレビ愛媛、あいテレビ、南海放送、FM愛媛、愛媛新聞、日本政策金融公庫調査月報、ニッキン(日本金融通信社)、日経新聞四国欄、タウン情報松山、えひめKomachi・・・など

PROFILE

上田沙耶 青山学院大学(2021年春卒業) / 伊予市地域おこし協力隊・双海FAM・喫茶&宿ポパイ店主
愛媛県出身、徳島・横浜育ち。青山学院4年進学時に、実家の横浜から祖父母がいる愛媛県伊予市双海町に移住し、地域おこし協力隊に就任。地域団体「ふたみファンクラブ」を立ち上げ、オンラインショップの運営をスタート。地域の一次産品を活用した加工品の開発・販売に注力している。また、祖父母が営んでいた喫茶店を引き継ぎ、土日限定で営業。喫茶の奥にある住居部分を改装し、念願のゲストハウスも2022年春からスタート。

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