MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

「親孝行で後悔する人がいない世界」の実現を目指す。

加治木基洋さん

法政大学理工学部1年(参加時)/株式会社Piety 代表取締役

MAKERS UNIVERSITY 9期生

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?

MAKERSに応募する前は、3つぐらい同時で事業をやっていて、その中の自治体と開発していた子育てママ向けアプリで、資金調達も進めながら事業をつくっていました。
しかし、資金調達の着金直前、色々と原因はあったのですが「自分(そしてチームメンバー)が向こう5年間、この事業をやり遂げる覚悟があるか?」ということを自問自答し、結論としては資金を受け取らず事業を撤退しました。

その後、同時に進めていた事業で再度勝負しようと思っていたタイミングだったこともあり、友人に毎年紹介していただいていたMAKERSに応募しようと決めました。

Q.
現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。

現在は「テレチャウ」という、貰うと照れちゃうショートムービーギフトを運営しています。ご家族や周りの大切な人へ感謝を伝えるタイミングでご利用いただいているギフティングサービスです。

親孝行の後悔で最も多いのが「もっと感謝の気持ちを伝えておけばよかった」で、これを予防するために若年層向けに立ち上げたサービスです。

今は主にBtoCで展開しながら、弊社の理念に共感くださる企業、学校、学習塾様に費用を負担いただくことで、その先にいる学生の皆様にテレチャウを無償提供し「大切な人に感謝を伝えるきっかけ」を共創する、BtoBtoCのモデル拡大に注力しています。
そうすることで、若いうちから「大切なものをちゃんと大切にする力」を養い、後悔しないための土壌づくりを目指しています。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?

豪華なメンター陣やアルムナイの方々のつながりを活かすことで、とにかく良い事業をつくって伸ばしたいという想いで応募しました。

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?

周りに同世代で様々なテーマのチャレンジャーがたくさんいて、みんな会うたびに成長していっているので日々刺激を受けまくっています。また、多様な人間がたくさんいる環境なので、彼ら彼女らを通じて自分の輪郭がより見えてくるような、自己理解が進む環境だなと思っています。自己理解が進んだことで意思決定の質が上がったなと感じています。

Q.
古俣ゼミが自分自身や事業に与えた影響、メンターである古俣さんとのやりとりで印象に残っていること、また、月1ゼミでの学びや気づきを教えて下さい。

毎回とても温かい雰囲気で、何でも話せる雰囲気がすごくいいなと思っています。自分にとっては、1ヵ月の振り返りの場所でもあり、ゼミメンバーの進捗や変化を聞くことで刺激をもらえる場です。古俣さんはいつも様々な角度から問いを投げかけてくれるので漠然とした悩みの解像度が上がりますし、メンバーも素直なフィードバックをたくさんくれるので事業を進める上での様々な学びをもらえる場になっています。

Q.
MAKERS UNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?

ANRIの佐俣アンリさんの一言ですね。「意外とみんな”普通”に収束していくよ。それくらい普通の力は強い。今は起業してイケイケでも数年後ちゃっかり大手に就職してたりする。」的なニュアンスの言葉が一番印象に残っています。(あくまでニュアンス!)

僕たちの世代は特に、国が様々な支援を出していることもあって起業することが民主化していると感じます。学生起業家も増える一方で、事業がうまくいかなくて、気づいたら就職している同世代もたくさん見てきました。それが全く悪いとは思わないですし、事業がうまくいかず隣の芝が青く見えるときがあるのは共感するのですが、僕自身は起業家として必ず成功したいという思いが強いので「何がなんでも絶対に諦めてやらないぞ」と気が引き締まった瞬間でした。

Q.
MAKERSに入ったからこそ得られたことや、MAKERSがあってよかったなと感じていることを教えてください。

色々なプログラムに沢山参加してきましたが、MAKERSはプログラムが終わっても継続的に応援の手を差し伸べてくれる点が他とは違うなと思います。また、MAKERSに関わっている人の質が高く、かつしっかりと関わってくれるので、MAKERSに入らなかったら生まれなかった協業や、事業推進のきっかけも沢山ありますし、事業に限らず、一生の財産となるような人との出会いが沢山あり本当に入塾してよかったと思っています。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?

あまり学生起業家向けのプログラムには参加しないのですが、参加者の本気度と、それに応える運営の本気度が一線を画しているのではと思っています。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

起業にせよ何にせよ「本気でやりたい人は参加必須」なプログラムです。取り組んでいることのスピードが加速することはもちろん、自分の人生に本気な人がいるので、そこでの人との出会いは人生を豊かにすると思います。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

今はテレチャウをBtoCで展開しながら、弊社の理念に共感くださる企業、学校、学習塾様に費用を負担いただくことで、その先にいる学生の皆様にテレチャウを無償提供し「大切な人に感謝を伝えるきっかけ」を共創する、BtoBtoCのモデル拡大に注力しています。後者はまだ開始3ヶ月ほどの取り組みですが、都内中心に10を超える学校・学習塾様と提携し1000人ほどの学生様に「感謝を伝えるきっかけ」を現時点でいただいております。今後は提携先の学校・学習塾様、そしてそれを応援してくださる企業様の数を増やすことに一層注力し、全国の学生に少しでも早くテレチャウを提供していきたいと思っています。
そうすることで、若いうちから、感謝を伝えるといった「大切なものをちゃんと大切にする力」を養い、「親孝行できなかった」と後悔する人がいない世界の実現を目指していきます。

(*このインタビュー記事は、2024年9月時点のものです)

メディア掲載歴

・毎日新聞
・mina
・NewsPicks
・ZIP-FM
・FMヨコハマ
・孝行好日

PROFILE

加治木基洋 法政大学理工学部1年(参加時)/株式会社Piety 代表取締役
2001年広島県生まれ。2020年に法政大学に進学。コロナ禍を機に知人友人と事業を複数立ち上げ運営する中で、起業家として生きていきたいと思うようになり、スキルアップと創業テーマ選びの探索の目的で、創業期のスタートアップ、上場企業で1年間インターンを経験。その後、友人の母親が突如亡くなり、「何もできなかった」と後悔する友人の姿を目の当たりにし、「自分もこのままだと後悔してしまう。でも何をしたらいいかわからない…」という危機感を抱いたことをきっかけに「親孝行で後悔する人がいない世界の実現」をビジョンに掲げ、2022年に株式会社Pietyを創業。

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