STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー
小型ECLSS(生命維持システム)搭載の次世代船外用宇宙服の開発と社会実装を実現する。
蓮見大聖さん
Amateras Space株式会社 代表取締役&CEO
MAKERS UNIVERSITY 9期生
- Q.
- MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?
様々なピッチコンテストやアクセラレーションプログラムに参加しつつ、国内宇宙市場調査と生命維持システム全体から技術シーズの模索をしていた。
- Q.
- 現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。
米国マーケット(民間商業宇宙ステーションやアルテミス計画)調査と生命維持システムの重要な技術課題であるCO2除去技術に注目して、シーズとなる技術の研究開発を進めています。
- Q.
- MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?
知り合いがMAKERS UNIVERSITYに入っていたこともあり、MAKERS UNIVERSITYに入ることで事業がスケールすると考えていた。
また同世代での仲間と斜め上の先輩から、スタートアップで陥る障壁に関して学びたかった。
- Q.
- 実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?
MAKERSメンターからのアドバイスは、成功までのシナリオをバックキャストしてアドバイスしてくれる為、普段自分では気付きにくい事業設計をフィードバックしてくれる機会は非常に貴重な機会だと感じている。
- Q.
- 奈緒子ゼミが自分自身や事業に与えた影響、メンターである奈緒子さんとのやりとりで印象に残っていること、また、月1ゼミでの学びや気づきを教えて下さい。
毎月フィードバック機会があることで、自分の事業軌道がこれで正しいのか定期的に振り返る時間になっていると感じる。
- Q.
- MAKERS UNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?
2月の事前カリキュラム内で行われた、由佐美加子さんによるメンタルモデルの講義が一番印象的だった。
事業に取り組むにあたって、自分がどのような思想、哲学を持っているか、どのような人間なのかを深く考えるキッカケに繋がり、これまで自分の中にあった蟠りや偏見が壊れて、柔軟な思考が出来るようになった。
※2月の事前カリキュラムについて:https://makers-u.jp/syllabus
- Q.
- MAKERSに入ったからこそ得られたことや、MAKERSがあってよかったなと感じていることを教えてください。
普段出逢えない先輩経営者と数多く関係性を築けた事で、事業そして人生における反省や成功への傾向が学ぶ事が出来た。
- Q.
- 学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?
本気で世界・社会を変えようとする若手の起業家が集まるのが、MAKERS UNIVERSITYである。
- Q.
- あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?
起業家版「ブルーロック」
- Q.
- あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。
アマテラス スペースは、「Expansion of Human Activity Area」というミッションを掲げ、人類の精神的・身体的能力の拡張を目指している。特に、制約が多い宇宙環境でそのミッションを達成することを目標としている。宇宙での生活が常態化するにつれて、人間はこれまでの考え方や視点を超えた新たな次元へと進化する可能性がある。無重力や微小重力環境では、従来では考えられなかった独特のアートやデザインが誕生するかもしれない。
この変化は、新たな文化や広義での宗教観を生み出す可能性がある。宇宙では生命維持装置が不可欠であり、これが心臓のような役割を果たすため、人間は「生命の見方」を再考し、生命の価値を深く理解する必要がある。アマテラス スペースの生命維持装置は、新しい宇宙での生活を支えるための核となる製品であり、それによって人類は宇宙での新しい生活を全うし、生命の尊さを日常的に感じることができる。
この技術を通じて、人々は相互に思いやりを持ち、支援し合うことでより良い社会を築くことができるだろう。アマテラス スペースは、この新しい文化や宗教の形成を促進することで、宇宙と地球の両方で人類が豊かで充実した生活を送る未来を目指している。
(*このインタビュー記事は、2024年9月時点のものです)
メディア掲載歴
・「宇宙で空気を作る」夢はイーロンマスク超え!新進気鋭の起業家が描く”宇宙事業”の野望【#01 蓮見大聖】
・「カネが途絶えたら終わり…」イーロン超えを目指す、若手起業家の事業プランを徹底批評【#07 蓮見大聖】/a>
・人類が宇宙で暮らす未来を目指すAmateras Spaceが最優秀賞 U25世代の若手起業家ピッチ
・明治大学経営学部主催「第2回明治ビジネスチャレンジ」最終選考会、3/13に開催。ツクリエ代表が審査員として参加。
PROFILE
蓮見大聖 Amateras Space株式会社 代表取締役&CEO
Amateras Space CEO。明治大学情報コミュニケーション学部卒。在学時にJAXA(宇宙航空研究開発機構)にて宇宙環境のECLSS(環境制御・生命維持システム)研究に従事。宇宙スタートアップ2社で事業経験有り。これまで多くのスタートアップコンテストで最優秀賞を受賞し、2024年にはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)やJETRO(日本貿易振興機構)等の支援対象企業に採択される。