MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

土木インフラメンテナンスの自動化を進めることで、安全と安心が当たり前の生活を守る

越智健心さん

近畿大学 経済学部4年 / TRASS株式会社 代表取締役

MAKERS UNIVERSITY 10期生

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんな想いで、どのようなことに取り組んでいましたか?

応募前は、TRASSの原案をもとに仮説検証に取り組んでいました。現場の方と打ち合わせを重ねたり、現場訪問をしたりしていた記憶です。当時検証していた仮説は、現在の事業とほとんど変わらず「内業の圧縮に本当にニーズがあるのか」というものでした。現場の方とやり取りを重ねる中で、内業の効率化はインフラメンテナンスの至上命題であると徐々に手応えを掴んでいったことを覚えています。当時からインフラメンテナンスの自動化を進めることで、安全と安心が当たり前の生活を守っていくことは必要不可欠だと考えていました。その考えが、現場の方からも受け入れられたことで、自分達のサービスが土木をアップデートし、新たな社会をつくっていく確信へと変わってきていたタイミングだったと思います。

Q.
現在はどんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?その事業やプロジェクトに挑む背景や想いも含めて教えて下さい。

土木インフラの定期点検をアップデートする「TRASS」を開発・提供しています。主なお客様は建設コンサルタントや点検・調査の専門業者の皆様で、現場で記録した情報を整理し、報告書にまとめるまでの業務を効率化するサービスです。この地味ですが重たい作業を、ぐっと楽にすることが私たちの役目になります。これまで、様々な現場を訪ね、多くの方の声を伺い、試行錯誤を重ねる中で今の形にたどり着きました。引き続き、現場の皆様のお力もお借りしながら、インフラの事故が起きない社会を目指していきます。そんな社会を実現することで、安全と安心が当たり前に続き、良い意味で平和ボケし続けられる日常を守っていきたいと思います。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?

MAKERS UNIVERSITYのことは、1年生、2年生の頃から知っていました。今振り返ると公式LINEも追加済みだったので、いつかエントリーしようとは思っていたんだと思います。それが4年生になると、たまたま周囲にMAKERS生が増え、彼らから紹介されたのをきっかけに応募しました。特にこれだという決め手があったわけではありませんが、あまりにもおすすめされる機会が多かったので、「きっと良いプログラムなのだろう」と思った印象があります。参加することへの不安はほとんどなく、むしろ新しい場に飛び込むワクワクの方が大きかったです。当時、不安だったことを無理やり捻り出すとすれば、「2月の半分を東京で過ごすのは大変そうだな…」という現実的な心配くらいだったと思います。

※2月の事前カリキュラムについて:https://makers-u.jp/syllabus

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変容や進化がありましたか?

MAKERSに参加してから、すごくフラットな状態になれたと感じています。合宿が終了してから、会う人会う人に「優しくなったね」「話しやすくなったね」と言われ続け、そのたびに自分の変化を実感しています。実際、以前よりもフットワークが軽くなり、人との関わり方もずいぶん柔らかくなった気がしています。その変化のおかげで、自分がTRASSをやる理由もより洗練されたと思います。この表現が適切かはわかりませんが、一言でいうなら、MAKERSを通して人になれた感覚です。事業の進展はもちろん、自分自身の在り方までアップデートされたことが一番の収穫だと思っています。逆にフラットになれたからこそ、事業が動き始めたのかも知れません。

Q.
小笠原ゼミが自分自身や事業に与えた影響、メンターである小笠原さんとのやりとりで印象に残っていること、また、月1ゼミでの学びや気づきを教えて下さい。

小笠原ゼミは、自分が色んな固定観念に囚われていることを気づかせてくれる場です。そのおかげで、物事を引きと寄り、あらゆる角度の視点から見られるようになってきていると感じます。
小笠原さんの言葉で印象的なのは、「それって本当に〇〇する必要があるの?」という問いかけです。この一言を投げかけられる度に、自分の中の選択肢の少なさを痛感しています。また、ゼミメンバーにも恵まれており、それぞれがそれぞれの視点で、様々な角度からフィードバックや問いを投げかけてくれるので、事業トラッキングの場としても良い機会になっています。
極論かも知れませんが、小笠原ゼミは人生観をアップデートする場であり、それによって事業も加速する場だと思います。

Q.
MAKERS UNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?

MAKERS UNIVERSITYに入学してから一番印象に残っているのは、全てのカリキュラムが計算し尽くされた上で構成が組まれていると感じさせられたことです。特にそれを実感したのは、2月合宿を終えた後の3月でした。1か月間のカリキュラムの流れや構成が、自分の思考や行動を自然と変化させるように組まれており、「してやられたなあ」と思わず笑ってしまったほどです。その結果、自分の心持ちが驚くほどフラットになりました。入学前は、「なんで3週に分けて月の半分も拘束されなあかんねん」と思っていましたが、カリキュラム全体が一つの大きな設計図のようになっており、今振り返っても鮮やかな体験だったと思います。

※2月の事前カリキュラムについて:https://makers-u.jp/syllabus

Q.
MAKERSに入ったからこそ得られたことや、MAKERSがあってよかったなと感じていることを教えてください。

MAKERSに入って一番の収穫は、フラットになれたことです。以前より肩の力が抜け、物事を柔らかく受け止められるようになったと思います。加えて、同じ志を持つ同期が多くできたことも大きな財産です。実際、さまざまな場面で自身のアップデートを感じるたびに、「これもMAKERSのおかげだな」と思う機会が多いです。この変化は事業にも自分自身にも広く影響し、前提のスタンスや物事の進め方など、あらゆる部分で良い変化を実感しています。あえて表現するなら、軸を耐震補強してより強固にした感覚です。安定感が増したことで、これからの挑戦にも確かな足取りで臨めるようになっていると思います。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?

MAKERS UNIVERSITYの特徴は、自分自身のアップデートに強くフォーカスしている点だと思います。いわゆる一般的な講座やカリキュラムは存在せず、その代わりに用意されているのは、自分の前提を見直すセッションや、思考の型を揺さぶるようなカリキュラムです。他ではなかなか味わえない内容で、ある意味「自我が崩壊する」感覚を通じて、自分を驚くほどフラットにしてくれました。この変化は事業にも直結し、より柔軟かつ本質的な判断ができるようになったと実感しています。全てのカリキュラムをやり切れば、自分を大きくアップデートできる場です。ただし、良い変化を得るためには、全てのセッションに主体的に参加することが欠かせないと思います。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

一言で表すと、MAKERS UNIVERSITYは「軸を耐震補強し、より強固にする場所」です。私自身がまさにそれを実感しています。自分で言うのも気恥ずかしいですが、軸がぶれにくくなり、それでいて柔軟さも増したのではないかと思います。強固な軸としなやかな心を同時に手に入れられる場は多くないと思うのですが、MAKERSはまさにその両方を育ててくれる場だと感じています。また、ここで築かれる関係は、エモーショナルで深い関係であることも特徴です。互いの人生に踏み込むような場面も結構あると思います。同期との距離が近いことや、多くの方がMAKERS応援団として支えてくれる理由も凄く納得しました。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

私が事業を通じて実現したいのは、平和ボケし続けられる社会を守ることです。私はこの社会に大きな不満はなく、日本に生きていくなら精神的にも物質的にもいつでも満たせる環境にあると感じています。だからこそ、まずはこの状態を守っていくことが極めて重要だと考えています。生活を脅かすような大きな不安なく暮らすには、安全と安心が当たり前であることが欠かせません。我々の事業は、その基盤を支える役割を担っています。
多くの人が日々の幸せを実感できるよう地球に住むを守っていきたいと思います。そして将来的には、守るだけでなく、土木の語源である「築土構木」に象徴されるよう、さらなる発展にも繋がる、より豊かな未来を築いていきたいと思います。

(*このインタビュー記事は、2025年9月時点のものです)

PROFILE

近畿大学 経済学部4年 / TRASS株式会社 代表取締役
京都府福知山市出身。 インフラ建設に従事した後、鉄道のメンテナンスに携わる。 インフラは造るだけでなく、日々のメンテナンスが重要であることを知り、TRASSの原案を構想。 最近は英会話に励み、海外での挑戦にも思いをふくらませている。

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