MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

『変人度、多様性、情熱』にあてられました。ここまで「中立的」で、「多様性」があり、「人脈が豊富」なコミュニティはないと思います。

井上 Stephen 雄介さん

早稲田大学 先進理工学研究科 中退/VitaLonga株式会社 代表取締役CEO

MAKERS UNIVERSITY 3期生

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前はどんなことをやっていて、今、どんな事業やプロジェクトに取り組んでますか?

MAKERSに応募する前には、AIやブロックチェーンという情報工学を活かして、複数の研究者の支援や、研究者のコラボレーションのためのサービスを作っていました。研究者が異分野の研究をみつけられるようにしたり、ブロックチェーンにより特許に変わるシステムを構想したり、研究のための仮想通貨を開発したりと幅広くやっていました。応募した頃に京都でダチョウ抗体の権威である塚本教授と出会い、ダチョウ抗体に魅了され、しばらくはバイオベンチャーに集中することに決め、事業を進めています。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いで応募をし、参加しましたか?

「変人度、多様性、情熱にあてられたんです」
MAKERSを知ったのは2期のデモデイのときです。そこで衝撃を受けました。いままで所属していたIT系スタートアップのコミュニティのピッチなどとは全く別次元の空間が形成されていたのです。みんな、ビジネスになるかどうかはともかく、「情熱」がありました。多様性を受け入れる変わり者の集団であることも一目でわかりました。

同時に、ここならば、こここそが、私のようにビジョンや思想ドリブンな人間を受け入れてくれる場所なのだと確信しました。多様性のあるコミュニティに所属し、影響を受け、影響を与え、成長していきたいと思い、応募することにしました。

ダチョウ牧場でのダチョウの様子

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変化がありましたか?

「本当にやりたいことは何なのか、その純粋な気持ちに立ち戻ることができました」

日々アプリ、ゲーム、メディアのグロースとバイアウトに勤しむ渋谷のスタートアップ業界に飽きていたのと、少し幻滅していた私にとって、教育や農業、アートの領域で挑む人たちとの出会いは強い刺激になりました。「それビジネスにならないよね?」といくらでも突っ込まれる構想の人が多いですが、私はそれでもなんとか社会をこじ開けようとする、パッションを持つ人たちが大好きです。お金を生むのはもちろん極めて重要で、現在の社会ではお金でしか社会に価値を与えていないと捉えられがちです。

しかしそれだけではないと私は思っています。社会はこのコミュニティのような狂った想いによってこそ、大きく変革されるのだと信じています。
日本のIT業界にいて擦れてきていた私を大きく奮起させてくれました。純粋な気持ちに戻してくれました。

Q.
あなたにとって、一番印象に残っている出来事は何ですか?

「合宿でみんなと仲良くなり、”全員”が情熱を持っていたことが印象に残っています。」

多様な人がいます。事業として進んでいる人もいればそうでない人もいます。自分の軸を持てている人も持てていない人もいます。しかし、全員が情熱を持っているというのが凄まじいです。情熱と情熱がぶつかり合い、すぐに熱い議論に発展します。
一般的には「クサい」くらいの熱を持っているからこそ、本気でみんなが参加して、成長していく。極めて稀有な集団だと思います。

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこですか?

「コミュニティに属している人の多様性と、応援してくれるメンターや大企業の豊富さ」

アクセラレータやプログラムは東京には色々ありますが、ここまで「中立的」で、「多様性」があり、「人脈が豊富」なコミュニティはほとんどないと思っています。運営母体のETICがNPOだからこその、利害関係を通さない応援団が極めて頼もしいです。

鶏卵とダチョウの卵の比較(黄身に抗体が入っています)

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?

「自分と他人を認め合い、競い合う、戻ってくるコミュニティ」

ただの友達関係でも、仕事仲間でも、潜在的ライバルでもありません。言葉にできない「MAKERS生」という関係です。
きっとこれから10年以上、関係が続いていくと信じています。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください。

「食べて病む → 食べて治す → 食べずに治す」

今後50年かけて食事についての意識改革に取り組んでいきます!
いま、ほとんどの病気の原因は食事です。食事から病原菌やウイルスが入り込み、また添加物などで腸内フローラのバランスが崩れ、病気になっているのです。
ダチョウ抗体を食事に入れることにより、食中毒や感染症の原因となる菌をシャットアウトし、同時に悪玉菌だけを殺したり、脂質や糖質を吸収させなくコントロールすることにより、日々の食事から治すことに注力します。

最終的には、食事が人類の必須行為ではなく、エンタメ程度の立ち位置にしていきます。今の人類が食事にとらわれている状態を脱却させ、人生の目標から切り離していきます。多くの人にとって、食事は人生の最優先事項ではないはずです。

その後の活躍

「この感動を伝えたい!」ダチョウ抗体との出会い

メディア掲載歴

THE BRIDGE

関連URL

VitaLonga株式会社
TECHLABPAAK「従来の4000分の1のコストで精製できるダチョウ抗体で、世界中の人を救いたい。」

PROFILE

井上 Stephen 雄介

早稲田大学先進理工学研究科 中退/VitaLonga株式会社 代表取締役CEO

「ダチョウを人類の最高のパートナーにする」
「食べる時に病原菌を倒すことによる究極の日常的な予防」
早稲田大学・大学院で人工知能・機械学習を専攻。独学でブロックチェーン。
科学を100年分発展させることを目指して研究者を志すが、研究者の外から社会実装を加速させる立場へと転身。
ITと組み合わせて世界に貢献する研究を探していた時にダチョウ抗体に出会い、試してみてその可能性に魅了される。現在はVitaLonga株式会社を立ち上げ、ダチョウ抗体のフードとコスメへの応用開発、製造、販売を行なっている。

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