MAKERS UNIVERSITY

STUDENT INTERVIEW
塾生インタビュー

MAKERSは僕たち、野生児を縛る事なく、解放してくれました。MAKERSは大学2.0、これまでの大学をアップデートした存在だと思います。

岡本 翔さん

久留米大学中退/株式会社RASHISA代表取締役社長

MAKERS UNIVERSITY 3期生

Q.
現在、どんな事業やプロジェクトに取り組んでるか教えて下さい。

大きく分けて2つの事業に取り組んでいます。

1つ目が「虐待の後遺症で悩む虐待サバイバー向けのBPOサービス、RASHISAワークス」です。世の中には虐待の後遺症で働き辛さを抱えている人がいます。そのような方々と対話をすることで、実際にお仕事をすることで「働き辛さの原因」を見つけています。その一次情報を元に「安心・安全に働ける仕組み作り」に昇華しています。2020年4月から事業をスタートして累計で70社以上の企業様とお取引をさせてもらいました。

Q.
MAKERS UNIVERSITYに応募する前は、どのようなことに取り組んでいましたか?

MAKERSに応募する前は福岡で就活イベントの企画・運営をやっていました。九州の学生さんと東京のベンチャー企業をマッチングするイベントです。元々、自分が学生ネットワークを持っていた、そして九州には就活イベントがあまりないという点からそのような事業をやっていました。

基本的に福岡に住んでいたので、東京のベンチャー企業に電話して、アポイントメントを取らせてもらって1週間で20社くらいのベンチャー企業を回って夜行バスで福岡に帰るということを2,3ヶ月に1回くらいの頻度でやっていました。

Q.
MAKERS UNIVERSITYにはどんな想いや期待感で応募しましたか?

「同世代のイケてるやつらとの出会い」を期待して応募しました。自分自身、将来のビジョンがあってそのビジョンを達成するために、今の僕では150%無理だと思ったんですよね。 だからこそ”環境”を変えて成長するためにMAKERSに応募しました。人は環境を変えることで人生が変わると思っています。

MAKERSのHPに書かれている、「この惑星に、まだないワクワクを」って凄くワクワクしませんか?それに「全校生徒、革命児」というキャッチコピーにも凄くワクワクしました。どんな世界が待ってるんだろう。自分はどんな経験を得られるんだろう。どんな挫折を得られるんだろう。どんな仲間と出会えるんだろう。どんな人生に変わるんだろう。そんな想いで応募しましたね。

イベントでの一枚

Q.
実際にMAKERSに参加してみて、自身にとってどんな変化や進化がありましたか?

人生が変わりました。この一言に尽きます。

僕は今、東京に住んでいます。それは新しい事業にチャレンジするためです。恐らくMAKERSに出会ってなかったら、僕は福岡で事業を続けていたかもしれません。もしくは就職をしていたかもしれません。

実は今年の6月にとある人材会社からお誘いをもらっていました。その会社は僕自身、凄く大好きな会社で、社員さんも輝いている会社です。その人材会社の執行役員とお話しさせてもらって、僕はその会社の本選考を受けたんですよね。
でも、最終的に辞退をしました。ちょうど会社も大変な時期でした。新卒で入社すると毎月30万円くらいのお給料が手に入る会社です。一方、起業家なんて成功しなければ新卒より圧倒的にお給料が少ないです。実際に僕も現在のお給料は新卒でもらえるお給料の3分の1くらいです(笑)

その時、就職という選択を選ばなかった理由は様々です。その中の1つにMAKERSの仲間の存在があります。みんな頑張ってるし俺も頑張ろう!!そう思えました。 MAKERSは本当に人生のターニングポイントですね。

Q.
MAKERSUNIVERSITYに入学してから、一番印象に残っている出来事は何ですか?

本当に沢山あります。笑
悩みに悩んだ挙句、もし、ひとつだけ挙げるとしたら、8月末の合宿の夜にやったワードウルフです。本気で。笑

これまで、MAKERSでは、色んな経験がありました。2月の事前カリキュラム合宿でのプレゼン合戦。教育界で有名なボードメンター藤原さん(https://makers-u.jp/themes/education)の講演。目の前で決まる出資。

様々な出来事があった中でワードウルフを選んだのはそれだけワードウルフが楽しかったからです。 「え!?」って思いますよね。もう少し具体的にお話すると、ワードウルフをやってる時に思ったんですよ。「あぁ、MAKERS生って本当に1人の人間なんだなぁ」って感じた出来事だったのです。
実は、一番最初の2月の事前カリキュラムkickoffの合宿で僕はとても不安でした。だって、同期の経歴が本当に凄かったんですよ。あの有名な投資家から出資を受けている学生、国から仕事をもらって仕事をしている人、高校生で起業している人。もう訳のわからない次元です。

それに初対面なので、皆んなどこかトゲトゲしてて、マウント取ってくるし。笑。
でもね、MAKESRのプログラムをこなしていく中で皆んなのトゲトゲがなくなっていったんです。そしてワードウルフをしてる時にふと思いました。「あぁ、最高の環境だなぁ。MAKERSは」って。高め合える関係。励ましあえる関係。最高の環境です。

Q.
所属する宮城ゼミが自身や事業に与えた影響、メンターの宮城さんとのやりとりで印象に残っていること、また、月1ゼミでの学びなどゼミについて

まず、結論から言うと、宮城ゼミで本当によかったです。 それは「対話」ができたからです。

同じゼミ生との対話、宮城さんとの対話。そういったものを通じて自分のやりたいことが本当は何なのか。なりたい自分は何なのか。そういったことをひたすら考える機会になりました。新規事業をやるために上京してきた僕ですが1ヶ月半の間に4回もピボットをしました。それはもう、葛藤の日々でした。

そんな時に開催される月一の宮城ゼミは僕の心の支えでしたね。大事なものが何なのかを改めて考えさせてくれました。自分のやりたい事が明確ではない人はもちろん、毎日突っ走ってて立ち止まる事を知らない人にこそ宮城ゼミをオススメしたいですね。

イベントでの集合写真

Q.
学生向けの起業支援プログラムやビジネススクールが沢山ある中で、MAKERS UNIVERSITYがそれらと違うのはどこだと感じますか?

大きく分けて2つあります。 僕は他のプログラムに参加していないので他との比較はできないんですけど、以下がMAKERSの魅力だと思います。

①多様性。MAKERSは本当に色んな人がいます。
恐らく、他の起業支援プログラムって資本主義でバンバン勝ち抜いていくタイプの起業家(表現は適切じゃないかもしれないんですけど、簡単にいうと、資金調達して、会社作って、イグジットを目指すタイプの意味合いです)が多いと思うんですよね。
でも、MAKERSはアーティストやNPO系、スポーツ選手、職人、研究者、非常に色んな人がいます。 もう面白すぎます。もちろん、資金調達をしてがっつり上場を目指す人もいます。

②多様性を受け入れる文化ですね。
最初のkickoffで荒れに荒れた場面がありました。恐らく、他のプログラムだったらあれだけ荒れたら一旦、コンテンツを中止すると思います。
でもMAKERSは違いました。僕たち、野生児を縛る事なく、解放してくれています。本当に器の大きいプログラムです。実は僕は福岡と大阪のアクセラレータプログラムに誘われていました。でも、MAKERSにしてよかったと心から思っています。

Q.
あなたとってMAKERS UNIVERSITYを一言で表すと何ですか?どんな存在ですか?

大学2.0です。

大学では学問をします。MAKERSはそこにいる同期が学問です。様々な講演をしてくれる経営者たちが学問です。人から学びます。実践しなければ、周りにどんどん置いていかれます。 これまでの大学をアップデートした存在がMAKERSですね。本当に多様な人生を歩んでいる人がいるからこそ、学びは大きいです。だからこそ主体性が試される場ですね。大学と同じですよ!!って色々あって大学を中退した僕は思いますね。

Q.
あなたの人生や事業を通じて「こんな世の中・こんな未来を実現したい!」というビジョンを教えてください

死ぬまでに実現したいことは2つです。

1つ目が「すべての虐待サバイバーが生きやすい社会」にすることです。虐待の後遺症は「働く」という点以外にも「お家を借りる」「お金を借りる」「対話をする」などあらゆるところで影響してきます。それらの全ての課題解決ができる仕組みの構築をしていきたいと思っています。そして、最終的には世の中から「虐待の後遺症による生き辛さ」を無くします。

もう1つが「虐待が減る仕組みを作ること」です。令和元年度中に、全国215か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は193,780件で、過去最多数です。この数字は毎年増え続けています。虐待は様々な社会課題が複雑に絡み合っています。「貧困」「パートナーシップ」「性教育」「子育て」他にもあります。これらの課題解決をひとつづつ行い、虐待が減る仕組みを構築していきます。それが僕の責務であり、生涯かけて登りたい山です。

メディア掲載歴

IKIRU PROJECT「経験をエネルギーに変え、解決を目指す株式会社RASHISA 代表取締役 岡本 翔さん」
ハチドリ電力「虐待に関係する人が「生きる喜び」「自分の人生への喜び」を感じられる環境を。ビジネスの力で「世界一」虐待問題を解決したい。ー株式会社RASHISA 岡本翔氏」
U29「学生起業を経て、株式会社 RASHISA代表・岡本翔は「虐待問題」に挑む!」

関連URL

パーパスキャリア

PROFILE

岡本 翔

久留米大学中退/株式会社RASHISA代表取締役社長

1995年。広島生まれ。小学校2年生からバスケットを始める。県の優秀選手に選ばれるなど、広島県内屈指の実力者であったが高校3年時に起業家を志す。2014年4月に久留米大学入学後、サークル設立/学生団体設立/海外一人旅/ヒッチハイク日本一周/ビジネスプランコンテスト優勝/長期インターンシップ立ち上げ/長期インターンシップ経験/就職活動など幅広い分野で活動した後、2017年1月23日に株式会社RASHISAを設立。志は「誰もが自分らしく生きられる国を創る」こと。夢はかっこいいパパになること。

戻る